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ちいさな蔵の展覧会 2020 【後期】

終了しました

会場:藁工ミュージアム(高知)

この展覧会シリーズでは、高知県在住の方を中心とした障がいのあるアーティストや作り手による作品を紹介していきます。2016年から引き続き5回目の開催です。今回は、20年以上制作活動に取り組んでいた作家 開徳由理の絵画・さをり作品を前期/後期に分けて紹介します。

前期では、主に「花」と「人物」をテーマにした作品を取り上げます。また後期では、「自宅での制作」、「アートセンター画楽での制作」、「絵画と並行して取り組む‘さをり織り’と絵画の関係性」にスポットを当てて紹介。

前期/後期を通して、大胆な筆使いによる色鮮やかな作品と共に、制作時期ごとの作風の変化を合わせてご観覧ください。

日程

2020年8月5日(水)–10月12日(月)

火曜日休館
※5月5日(火・祝)は臨時開館
※2020年7月27日(月)~8月4日(火)は展示替えのため展示室は休室

10:30-18:00

入館は17:30まで

会場

藁工ミュージアム(高知)

高知市南金田28 藁工倉庫

アクセス

車で
JR高知駅より約5分、高知ICより約5分、高知龍馬空港より車で約30分。
駐車場はアートゾーン北側に約20台ありますが、イベントなどによっては満車になる場合もありますので、できるだけ公共交通などでお越し下さい。

路面電車で
はりまや橋から土佐電鉄ごめん方面行きで約5分、「宝永町」電停下車徒歩約8分。

バスで
高知龍馬空港から土佐電鉄バス又は高知駅前観光「空港連絡バス」で約30分、「宝永町」停留所下車徒歩約10分。

出展作家

開徳由理 Yuri Kaitoku   

1969年高知県にうまれる。

開徳さんは最近大きな絵を描かなくなった。出会ってから20年以上になるが、彼女を初めて知った頃、その手から生み出され迷わず幾重にも重ねられる無垢な筆跡には、なぜか心を動かされる力があった。

出会った頃にはもうすでに30歳を超えていたと思うが、それ以来、彼女と一緒に絵を描いた時間を振り返ると、子供が絵の具やクレヨンを手にしてカレンダーの裏紙に嬉々として絵を描く姿から始まり、だんだんと彼女なりに描くことの意味を獲得し、上手くかけることによって周りの大人に「ほら、私を見て!」という時代、そして自分なりのスタイルを獲得して、どんどん魅力的な作品を生み出す円熟期と変遷していったように思う。最近では大きな絵を描くことに飽きたのかキャンバスを貼って描かない?と誘っても応えてくれない。

この展覧会がきっかけとなって、再び彼女のスイッチが入ることを願う。

(文:アートセンター画楽代表 上田祐嗣)

料金

一般 200円

※高校生以下の方、障がい者手帳・療育手帳をお持ちの方と介助者1名は無料
※チケットの半券で前期・後期毎に会期中何度でもご入場いただけます

主催

藁工ミュージアム