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手話を描いて 乘富秀人 デフアート展

終了しました

会場:堀川御池ギャラリー ギャラリーC(京都)

初めてデフアート展を開催されたのが京都であり、今回の京都での開催は18年ぶりとなります。
デフ(ろう者)アートとは「手話」と「ろう文化(音のない世界)」そして「ろう歴史」をテーマにした絵のことを呼びます。欧米ではすでに普及していますが、日本では始まったばかりの分野です。

「新しいアートは歴史のつながりの中で必然的に出てくるもの(作家 原田マハ)」

アートの中に音のある世界にない風景が立ち現われたデフアートは、美術の中でのみ生きているのではなく、実社会にこそ生きねばならない役割があります。

「世界の半分は、残りの半分がどうしているかを知らない(詩人 ジョージ・ハーバート)」

国内で初めて「ろう学校(当時 京都盲唖院)」を建てたのが京都であること、長年にわたって未だに手話差別が続いていることなど、そうした知られざる片方の歴史を描いたデフアートをとおして、視界の中心にもってくることで「音のある世界」といった既存の枠組みから一度解放し、「音のない世界」という新たな関連性を見出そうとする試みです。

「芸術はひとびとを合ーさせる手段のひとつである。(小説家 トルストイ)」

同じ地球という舞台に立っているろう者と聴者が共に生きる「共生社会」の意味を考えるべく、両者の交わりや重なりに彼らの世界の意味を探る本展が社会と手話のかかわりについてあらためて問いかけ、「真の平等」とはなにかを見つめなおす機会となることを願います。

日程

2023年6月2日(金)–6月4日(日)

11:00-19:00

最終日17:00まで

会場

堀川御池ギャラリー ギャラリーC(京都)

アクセス

●電車でお越しの場合
京都市営地下鉄東西線「二条城前」2番出口より徒歩2分

●バスでお越しの場合
京都駅より9系統、50系統三条京阪より15系統
バス停「堀川御池」より徒歩1分~3分

ご来場には公共交適機関をご利用ください。施設には一般利用者の駐車場・駐車スペースはございません。
自転車・バイク・車でのご来場はご遠意ください。

乘富秀人 Noritomi Hideto (ろう者)

1969年東京生まれ。都立石神井ろう学校専攻科デザイン科卒。1996年、フランスのパリにあるポートロワイヤル油絵専門学校に1 年間留学。帰国後、本格的に画家の道を歩む。2001年に北海道の帯広に移住し、ろう児の息子の誕生をきっかけに風景画からデフアートに転身する。2010年に熊本市に移住し、現在に至る。
それまでに個展、手話指導、講義、講演を行なうなど「ろう歴史」「ろう心理」も含めて理解普及に努めている。九州ルーテル学院大学手話サークル指導講師・日本社会事業大学非常勤講師を2年担当(オンラインで対応)

料金

入場無料

お問い合わせ

乘富秀人
e-mail:deaf-art1969@outlook.jp
HP: 「ギャラリーノリトミ」