- 展示
絵になる風景
終了しました
会場:ボーダレス・アートミュージアムNO- MA(滋賀)
風景は人によって異なる現れ方をします。その土地に生まれたのか、旅行者なのか、懐かしいふるさとなのか、いつまでも見ていたい、そんな眺めなのか―その人の出自や思い出の数だけ異なった形で、風景はそれぞれの心の内に現れます。
また、風景は留まることがありません。日々、町並みは変わっていきますし、天災や戦争が一瞬にして景観を奪うこともあります。それらは、建物や自然環境の物質的な変化であるだけでなく、その風景に接した人々が寄せてきた思いや、蓄積してきた記憶といった心情の変遷や喪失でもあります。風景を描くこと。それは変化したり、失われたり、忘れられたり、うつろっていく世界を、絵という画角の中に留めていく作業といえます。風景の描き手は、外の景観を心の内に捉え、自らの身体と画材を通して、再び外に放出するという、往復を繰り返します。その中で、描き手の内と外は分けがたく混じり合い、混合や融和の果てに、風景は絵になっていきます。
風景を描くということを誰もが一度はしたことがあるはずです。またそれは、美術の歴史の中でもずっと昔から続く営みです。人間にとって、大切な画題である風景。本展では「絵になる風景」をテーマに7名のアーティストの作品を展示します。
日程
2022年8月11日(木)–11月6日(日)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
11:00-17:00
会場
ボーダレス・アートミュージアムNO- MA(滋賀)
滋賀県近江八幡市永原町上16(旧野間邸)
アクセス
●飛行機
関西国際空港から約2時間40分
大阪国際空港から約2時間
●バス
JR近江八幡駅北口から6番乗り場・近江鉄道バス(長命寺線)乗車約10分。
「大杉町八幡山ロープウェイ口」バス停下車、徒歩約8分
●自転車
近江八幡駅北口から約15分。
※JR近江八幡駅北口前の「駅リンくん近江八幡店」でレンタサイクルできます。(1日500円)
●車
名神高速道路・竜王ICより、「近江八幡・8号線」方面に出る。
国道8号線「西横関」交差点を右折、「東川町」交差点を左折。
県道2号線「小船木町」交差点右折、「出町」交差点を左折。約25分。
●タクシー
JR近江八幡駅北口タクシー乗り場から約10分。
□駐車場について
NO-MA専用駐車場をご利用ください。NO-MAから約30m先の角に専用駐車場があります。
※NO-MA専用駐車場は限りがありますので満車の際は市営駐車場(有料1日500円)をご利用ください。
出展作家
古久保憲満
衣真一郎
ドゥ・セーソン
畑中亜未
福田絵理
古谷秀男
三橋精樹
料金
一般300円(250円)
高大生250円(200円)
※中学生以下無料、障害のある方と付添者1名無料
※( )内は20名以上の団体料金
関連企画
“秋の沖島を描く”写生会
琵琶湖に浮かぶ自然豊かな沖島へ渡り、出展者と一緒に島内を散策。
秋の沖島の風景を描く写生会に参加しませんか?
堀切港まではバスでご案内します。
講師:衣真一郎(画家、本展出展者)
日時:2022年10月29日(土)9:00–18:00ごろ
集合:NO-MA
定員:10名(要予約)
参加費:無料 ※NO-MA観覧料と乗船料(往復1,000円)が別途必要です。
*イベントの申込は、下記「イベントのご予約・お問い合わせ」よりお申し込みください。
イベントのご予約・お問い合わせ
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
Tel/Fax:0748-36-5018
E-mail:no-ma[ at ]lake.ocn.ne.jp ※[ at ]を@に変換してください。
主催
ボーダレス・アートミュージアムNO-MA、社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~、京都新聞