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高濱浩子 「アートの時間」心の記録 ~病院における「トラウマインフォームドケア」プログラムより~
終了しました
会場:甲南大学ギャルリー・パンセ(兵庫)
甲南大学では毎年、国内外で活躍する美術家を招いて展覧会を行っています。この展覧会の企画・運営は、博物館実習生が中心となって取り組んでいます。今年は、神戸を拠点に世界各地で展覧会・ワークショップを展開するアーティストの高濱浩子(たかはま・ひろこ)氏をお招きし、高濱氏が2018 年から兵庫県立尼崎総合医療センターで取り組んできた、アートによる「トラウマインフォームドケア」のプログラム「アートの時間」を紹介する展覧会を開催いたします。
兵庫県立尼崎総合医療センターにて産婦人科医、田口奈緒氏の発案により2018 年から始まった試み「トラウマインフォームドケアプログラム(アート、ヨガ、音楽)」は、コロナの影響をうけた2020年以降はオンラインで継続し、これまでのべ400名以上の患者さんやご家族の方、病院スタッフが体験しました。今展覧会では、患者として、患者の家族として、医療従事者として、外部関係者として、アートプログラムに参加した方々が語られた「ひとリの人」としての物語を、絵と言葉でご紹介します。併せて、ファシリテーターである高濱浩子氏の記録もご覧いただけます。
*TIC (トラウマインフォームドケア)とは、
トラウマとよばれる「心的外傷」が人々に与える影響を理解し、当事者と支援者が安全感と人とのつながりを取り戻すための多面的な取り組みをさします。
日程
2023年9月23日(土)–11月10日(金)
会期中無休
月~士 9:00-18:00
日・祝 9:00-17:00
会場
甲南大学ギャルリー・パンセ(兵庫)
〒658-8501 神戸市東灘区岡本8-9-1
甲南大学5号館1階
アクセス
阪急神戸線岡本駅より西へ徒歩10分、JR 神戸線摂津本山駅北ロより北西へ徒歩12分
※駐車場はございませんので、公共の交通機関をご利用ください。
高濱浩子 (たかはま・ひろこ)
画家・アーティスト。1969年神戸生まれ。
美術学校で日本画を学んた後、平面に限らず作品を発表。1995年(25 歳)阪神淡路大震災での体験をきっかけに人間の命とアートについて考え始める。2008年(39 歳)でインドに渡リ、詩人ラビンドラナート・タゴールが開いた大学に1年留学、ベンカル地方の農村部に暮らしながら先住民の村を訪れ、原始的な営みに息つくアートに興味を持つ。2011年(42歳)スペインにて外尾悦郎氏(サグラダファミリア賠罪聖堂彫刻家)に学ぶ現在、絵を描く他、アートワークショップのファシリテーターを国内外で務める。2022年よリ、甲南大学文学部非常勤講師。
料金
観覧料金無料
関連企画
トークイベント「トラウマのケアとアートを巡って」
開催日時:10月22日(日)14:00-15:30
ゲスト:
高濱浩子(出展作家)
田口奈緒(兵贋県立尼崎総合医療センター産婦人科部長、NPO 法人性暴力被害者支援センター・ひょうご理事)
闇き手
服部正(甲南大学文学部)
会場:甲南大学5号館1階511教室(ギャラリー横)
予約不要・聴講無料
お問い合わせ
お問い合わせ先
甲南大学
078-435-2572 (担当教員:服部)
078-435-2675 (文学部事務室)