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アトリエみつしま企画展 まなざしの傍ら

終了しました

会場:アトリエみつしま Sawa-Tadori

広報デザイン:笹岡克彦

本展は「まなざし」をテーマとし、普段は気に留められることのないまなざしの周辺に思いを寄せます。人が何かをまなざすとき、「見るもの」と「見られるもの」からなるその領域は一瞬にして世界の中心となります。しかしまなざしが別の対象へと向け変えられるとき、世界の中心は移動し、かつて中心であったものは背景に溶け込みながらその静けさを取り戻していきます。

どこかに向けられるまなざし。世界のエキストラとしての私たち。多くのまなざしを集めること。そして忘れられてしまうこと。今日まなざされたものも明日は外れにたたずみ、それぞれの生を生きていくのでしょう。

本展では、5名の作家がぞれぞれの視座から「まなざしの傍ら」に光をあてます。呼吸や言葉により他者との関係性を表現する片山達貴。個人のかつての日常を地図により浮かび上がらせるサトウアヤコ。マジョリティとは異なる色覚により鮮やかな世界を創り上げる中屋敷智生。作品を通じてことがら同士に新たな関係性を与える松井利夫。見えない/見える世界の間をつなぐ光島貴之。さまざまな中心の傍らより臨む作家たち、あるいは傍らに目を向ける作家たちを迎え、絵画・映像などの多様な作品を展示します。

インターネットで共有される情報は速やかに消費され、関心を集めたはずのトピックも日々移ろいゆきます。そんな日常の中で、鑑賞者一人一人が忘れていた視野の傍らへとまなざしを向け変えてみる機会となる事を願っています。

主催:アトリエみつしま
助成:独立行政法人日本芸術文化振興会 芸術文化復興基金助成事業、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団、公益財団法人きょうと視覚文化振興財団

日程

2023年10月1日(日)–10月29日(日)

休館日:月曜日 ※ただし、10月9日 (月) は開館し、10月10日 (火) は休館

11:00-18:00

会場

アトリエみつしま Sawa-Tadori

アクセス

京都市営地下鉄・烏丸線「北大路」駅下車
北大路駅バスターミナル「青」のりばより
京都市バス 1・北8・M1・101・102・204・205・206系統にて約5分
「大徳寺前」下車 徒歩3分

出展作家

片山達貴
サトウアヤコ
中屋敷智生
松井利夫
光島貴之

料金

500円

小学生以下、障害者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料

関連企画

〈関連企画1〉 トークイベント

日時:2023年10月1日(日) 14:00−16:00
テーマ:「まなざしと美術」
登壇者:片山達貴、サトウアヤコ、中屋敷智生、松井利夫、光島貴之、山下里加(京都芸術大学・教授)
定員:20名(事前申込制)

〈関連企画2〉 対話鑑賞イベント

日時:2023年10月22日(日) 14:00−16:00
内容:視覚に障害のある人と一緒に展示作品を言葉で鑑賞します。
定員:10名(事前申込制)