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描くこと|平田猛 展

終了しました

会場:art space co-jin

 日々、病院のベッドの上でスケッチブックに絵を描き続ける平田猛。絵の中にはさまざまなモチーフが断続的に登場し、それらから平田が身体や身の周りの出来事に興味を寄せて絵を描いていることが窺えます。例えば、それは内蔵と思わしき円形が配された人体や、ヒモやブタ、トラックなどで、最近の作品ではテレビに映る映像や部屋の窓などがモチーフとなることもあります。また、彼の作品の中には多くの文字が書かれており、彼が何の絵を描いているのかを読み解く手がかりになる一方、判別できない文字も多く存在しています。そのような絵が描かれ続け、山積みになっていく状況に、「なぜ描くのか」、「何を描いているのか」と疑問を抱かずにはいられません。しかし、その問いに明確な答えなどあるのでしょうか。ただ確かなことは、今このときも、彼は絵を描き続けているという事実です。

 本展覧会では、平田の作品にさまざまな角度から迫り、読み解く試みとして、各分野の専門家やアーティスト、関係者など約10名にテキストの執筆を依頼し、平田の作品と共に展示します。彼は何を、そしてなぜ描き続けるのか。本展が平田の作品について理解するきっかけのひとつとなれば幸いです。

本展企画者 寺岡海(art space co-jin)

日程

2019年2月12日(火)–3月31日(日)

月曜定休

10:00-18:00

会場

art space co-jin

出展作家

平田猛

参考作品

「無題」 2017年 スケッチブックに色鉛筆
「無題」 2017年 スケッチブックに色鉛筆

プロフィール

平田猛

1936年生まれ 京都府在住

【展覧会歴】
2016年 「平成28年度 京都とっておきの芸術祭」 日図デザイン博物館
2017年 「Co-jin Collection No.3|描くこと」 art space co-jin
2018年 「共生の芸術祭 Hello World」 イオンモール京都桂川
2018年 「描き、紡ぎ、絆ぐ|京都・パリ友情盟約締結60周年記念展覧会」 ARTZONE+MEDIA SHOP gallery

料金

無料

展示の記録

10名の寄稿者によるリーフレットを配布しました