アートスペース コージン
menu

exhibitionco-jinの展示・イベント

  • 展示

Dub Dub Draw

終了しました

会場:art space co-jin

音楽用語において「Dub」とは、ダビングに由来し、オリジナル音源にエコーなどの処理をした楽曲形態を指します。
3人に共通される反復することや重ねる技法などを「Dub」と捉え、そこに描画することを組み合わせた「Dub Dub Draw」をタイトルにしました。

主に色鉛筆を使い、時には紙が破れるほどの力強い筆圧で生み出される木村の作品は、随所に楔形の文様が現れ、ミステリアスな魅力を放ちます。その楔形は、何色もの組み合わせによって視覚混合を生み出し、鑑賞者の視線を一箇所に留まらず浮遊させ、何度も感覚が更新され続けます。作品は国内外での評価も高く、教科書に掲載されるなどし、多くの注目を浴びています。

舟木は乗り物や動物などを油性マジックで彩色を施し、その周りに自身の氏名やモティーフの名称などを書き込んでいたが、近年ではボールペンを駆使し文字を主体とした描き方に推移してきました。紙という限られた2次元のなかに数字や文字を繰り返すことで生まれる残響で空間を満たしていきます。

一方、何か意図した形の集積ではないと語り、その細やかな線で画面を構成していくのは小林。どこか素朴でおおらかな空気感を持つ作品を多く制作するなかで、時に鋭く底知れぬ景色を増幅させたような作品に出会うことがあります。細やかなタッチは浮遊感のあるグルーヴとなって新たな眺望を見せています。

新鮮な驚きと共鳴を誘う空間を、どうぞこの機会にご堪能ください。

ーーー

ハンドアウト

日程

2025年9月3日(水)–11月30日(日)

月曜、火曜休廊

10:00-18:00

会場

art space co-jin

出展作家

木村全彦
小林譲治
舟木伸夫

出展作品

木村全彦《鮭を咥える熊》|2023 年| 色鉛筆、イラストボード|728×515mm
木村全彦《ジャガー》|2019 年|色鉛筆、イラストボード|515×728mm
小林譲治《京都のお寺さんのお庭》|2024 年|ボールペン、紙|700×500mm
小林譲治《動物園》|2021 年|ボールペン、紙|540×382mm
舟木伸夫《僕の好きな車》|2016 年|油性マジック、紙|420×594mm
舟木伸夫|タイトル・制作年不明|ボールペン、紙|304×424mm

プロフィール

木村全彦/きむら・まさひこ

1984年生まれ、京都市在住。
所属:アトリエやっほぅ‼︎
2008年に施設内に設立した「アトリエやっほぅ‼︎」にて本格的に絵を描き始めた。モティーフになる写真などを支援員と選定した後、150色セットの色鉛筆を用いて作画を始める。時には紙が破れるほどの力強い筆圧から生み出される深みのある色彩をまとう木村の作品は、随所に楔(くさび)形の紋様が現れ、それは楔形文字を意味するラテン語由来の”cuneiform”(キュニフォーム)から「キュニキュニ」という愛称で呼ばれている。何色も紋様の組み合わせによって視覚混合が生まれ、実際に使用される色数の何倍もの色彩が目に飛び込む。作品は国内外での評価も高く、KOMOREBI展(2017/フランス/フランス国立芸術センター「リュー・ユニック」)出展、2025年には美術の教科書に掲載され、さらに多くの注目を浴びている。

小林譲治/こばやし・じょうじ

1958年生まれ、京都市在住。
所属:新明塾 ju: 彩ギャラリー
京都市の福祉施設「新明塾」との出会いは1975年、創立当時からのメンバーである。80年に始まった絵画教室に参加して以来、今日まで描くことが生活の一部になっている。自然を対象として描くことが多く、冬の終わりのやわらかな春の空気、梅雨の時期には夏色、少し先取りされた季節感が色彩で表現される。近年そこにボールペンで細かいモザイク(蜘蛛の巣)調の線で埋めていく描き方が加わるようになった。「細かい模様が勝手に出てくる」それらは文字でもなく、特定の何かを描写しているものでもない。多様な線を使い分け、赴くままに描く独自のスタイルを貫いている。日常の変化のきざしや気配を察知する豊かな感受性は、絵画だけでなく俳句の制作などでも発揮されている。

舟木伸夫/ふなき・のぶお

1969 年生まれ、島根県在住。
所属:社会福祉法人四ツ葉福祉会 四ツ葉園
あらかじめモティーフを描く数日前に決めて、ひたむきにペンをとる日々。
2017年頃までは力強い輪郭線を伴い、油性ペンの特性を活かした奔放な表現がみられた。画面の中には自身の名前や車種やメーカーなどの文字が加えられていた。数年前に拠点を移した頃にボールペンを多用するようになり、その細い線は文字の割合を増加させ、その反復をもって空白は覆い尽くされることもある。描かれる文字は図像そのものを指す名称もあるが、芸能人などが記されていることもある。「とりの絵です。」といった文章もあり、その読点はRマーク(商標登録済みの商標)であることも魅力のひとつ。文字は図像を補足する情報としての役割を果たし終え、作画の主体へと変容するユニークな過程が存在した。

料金

無料

関連企画

キュニスタ☆〜スタンプ作画をしよう〜

日時:2025年11月15日(土)14:00-(1時間程度)
会場:art space co-jin
定員:10名程度(参加多数の場合は制限させていただく場合がございます)
参加費無料
事前予約不要

木村全彦さんの作品の特徴である楔(くさび)形の紋様、通称「キュニキュニ」。展示作品の中からセレクトした「キュニキュニ」の数種類の消しゴムスタンプとカラーインクを組み合わせて、新しい作品を創作します。木村全彦さんも来場予定。

主催

art space co-jin

協力

京都市ふしみ学園アトリエやっほぅ‼︎
社会福祉法人新明塾 ju彩:ギャラリー
社会福祉法人四ツ葉福祉会 四ツ葉園
島根県障がい者文化芸術活動支援センター アートスペースしまねいろ

展示の記録

「Dub Dub Draw」展示紹介映像
展示風景
展示風景
展示風景
展示風景
展示風景
展示風景
展示風景