- 展示
Catchy Catch
次回開催
会場:art space co-jin

ロゴタイプやシンボルマーク、TV番組のタイトルロゴや商品のキャッチコピーなど。
人を惹きつけ印象を残すためにデザインされたキャッチーなそれらに、私たちは当たり前に触れながら生活をしています。それらは、さりげなく私たちを捕らえ、記憶の中に静かに根付きます。例えば、ロゴマークを見ただけで企業名が頭に浮かび、耳に残るキャッチフレーズをついつい口ずさむ。懐かしのTV番組のタイトルロゴを目にすれば、自然と当時の映像が頭の中に浮かんできます。
本展で紹介する富田晃生とM.O.は、それらにただ捕まるだけではなく、根付いた記憶をモチーフに、それぞれ独自の手法でアウトプットし続けてきました。
富田は、幼い頃にTVで見たロゴマークの記憶から、厚紙をコラージュしていき、透明なテープでぐるぐる巻きにコーティングした作品を作り続けています。そして、出来上がった作品は新旧問わず大量に保管されています。一方のM.O.は粘土で、その時々で気になっているキャッチフレーズなどを作業机の上に造形していくのですが、仕上がった作品をすぐさま粘土の塊に戻してしまいます。その為、M.O.の作品は1つも形を残しておらず、施設職員が撮影した記録だけが残っています。
そんな彼らそれぞれの豊かな営みもまた、私たちを惹きつけるキャッチーなものなのではないかと考えます。この展覧会をキャッチしてくださる方々への想いも込めて、名前をCatchy Catch(キャッチーキャッチ)としました。
日程
2025年5月7日(水)–8月3日(日)
月曜、火曜休廊
10:00-18:00
会場
art space co-jin
プロフィール
富田晃生 / とみた・あきお
1989年生まれ・京都府在住
3歳の頃からテレビで見た企業のロゴに興味をもち、5歳になるとスケッチブックにロゴばかり描くようになった。14歳の頃には厚紙を切り貼りしコラージュ技法にて制作するようになり、20歳から天才アートKYOTOに通い、本格的に制作・発表を始める。作品数は現在に至るまでで1,000点以上にものぼる。
m.o. / えむ・おー
1979年生まれ・大阪府在住
2010年から通い始めたワークセンターとよなかにて、粘土に触れるようになり、テレビ番組のアイキャッチや雑誌で見たキャッチコピーなどを高い精度で再現するようになった。出来上がった作品は、彼の意思で残されることはないが、施設職員の撮影によりインスタグラムアカウント@m.o.clayartにて公開をされている。
料金
無料
主催
art space co-jin
協力
NPO法人 障碍者芸術推進研究機構(天才アートKYOTO)
社会福祉法人 豊中きらら福祉会 ワークセンターとよなか