アートスペース コージン
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exhibitionco-jinの展示・イベント

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しもむら名作劇場ギ

開催中

会場:art space co-jin

下村将大は油性ペンとクーピーペンシル、鉛筆を主に使い、物語の一幕を思わせる印象的な絵画を制作しています。描かれるモティーフは多様で、民家や橋のある町の風景、鳥や犬などの生き物、激しい木漏れ日のある木などの自然が象徴的に使われています。時代劇のセットのようなシリーズやドット絵的な幾何学模様もみられます。
なかでも人物の表情や物の細部は、シルエットで描かれるために読み解くことが難しいのですが、ゆえに私たちに自由な物語を想像する余地を与えています。
赤く染まった町のなかでハットを被った人物は何をしていて、これからどんな展開が待ち受けているのでしょうか。
そして、その作画に欠かせないのが「定規」です。
直線的な輪郭線だけでなく、塗りの工程にも使用され、下村の作画において重要な役割を果たしています。定規に沿わせて少しずつずらしながら繰り返し線を引くことで、空白は彩られていきます。また副産物的に出るクーピーペンシルや鉛筆の粉末のカスは、定規にこすられてエイジングの風合いをもたらしています。
「しもむら名作劇場ギ」と題した本展では、絵画をはじめ制作の記録映像などもご紹介します。描き終えたあとには、名作が終演したあとの余韻に浸るように、完成した作品を優しい眼差しで愛でる時間がはじまることや、数種類のサインの使い分け、1年先の制作年を記載することなど、数多くのミステリーが存在する下村将大のドラマを、ぜひお楽しみ下さい。

日程

2025年1月22日(水)–3月30日(日)

月曜、火曜休廊

10:00-18:00

会場

art space co-jin

出展作家

下村将大

料金

無料

関連企画

前田英一 パフォーマンス(仮)

日時:3月上旬(未定)
会場:art space co-jin
料金:無料
内容:下村将大作品から魅力的な要素をモティーフに、前田氏の身体を通して再構成したフォトジェニックなパフォーマンスを行う。
※視聴方法などの詳細は後日掲載いたします。

前田英一 MAEDA Hidekazu
1997年より身体表現を始める。パフォーミングアートグループ:ダムタイプの作品《OR》《memorandum》《Voyage》に出演、国内外のツアーに参加する。
地球の崩壊と再生をテーマにした舞台作品「Every day is a new beginning 」(ゴーダ企画主催、ロームシアター京都ノースホール 2018年) では作・演出・出演を手掛ける。
その他、アーティスト作品に多数出演・映像参加。パフォーマンス小作品を数々発表している。
Francois Aldente/フランソワ・アルデンテ名義では、1995年より現在まで、ドラァグ・クイーン&クラブパーティー「DIAMONDS ARE FOREVER」のメンバーを務める。国内外の画廊、現代美術イベント、クラブでパフォーマンスやワークショップなどの活動を精力的に行い、シーンに多大な影響を与えるその存在は、ファンから熱烈な支持を得ている。

主催

art space co-jin きょうと障害者文化芸術推進機構

協力

社会福祉法人みずなぎ学園みずなぎ鹿原学園