アートスペース コージン
menu

exhibitionco-jinの展示・イベント

  • 展示
  • 共生の芸術祭

2023年度 共生の芸術祭「もしも だったり なにしろ だったり」

終了しました

会場:市民交流プラザふくちやま 市民交流スペース+ギャラリー(3階)

「共生の芸術祭」は障害者の社会参加支援と文化芸術活動を推進するため、表現とその背景にある体験や周囲の環境にも着目した展覧会を開催いたします。10回目を迎えた今回は技法やモティーフに独自の思いがある絵画やイラスト、憧れから生まれる映像、40年近く続く名状し難い人間模様などの多彩な8人の「かたち」を「接続語」と組み合わせたスタイルでご紹介いたします。
展覧会タイトルにある「もしも」や「なにしろ」をはじめ「むしろ」「やっぱり」などの言葉は前後の文脈を捉えようと手を拡げます。その向かう先にあるのは、多様性を謳う社会だったり、日常に潜っている寛容さや貧しさだったり、あなたという人であるかも知れません。
もしも、世界が色と数字だったら。
このように世界を視るまなざしや好奇心が、この会場で各個の「かたち」とつながることで、未知の感情や新たな記憶が生まれる場となれば幸いです。

ーーー

ハンドアウト

日程

2023年11月22日(水)–11月25日(土)

10:00-18:00

22日は13:00から、25日は17:00まで

会場

市民交流プラザふくちやま 市民交流スペース+ギャラリー(3階)

アクセス

・福知山駅から駅北口を出て徒歩1分
・専用駐車場(有料)が施設東側にございます。
・車椅子専用駐車場あり。
*駐車場ゲートは南側が入口専用、北側が出口専用となっておりますのでご注意ください。
*右折入場はご遠慮ください。

出展作家

井上リエ
大槻修平
下村将大
知原諒汰
茶薗大暉
藤本正人+加藤卓治
山本春雄

出展作品

井上リエ「2021年10月7日マンスリー案内所より」
大槻修平《はな》
下村将大 タイトル不明
知原諒汰 タイトル不明
茶薗大暉《マントの女》
藤本正人+加藤卓治 取材映像より
山本春雄 タイトル不明

プロフィール

井上リエ(いのうえ・りえ)

2004年生まれ、京都府在住。
アナウンサーや動画配信者、歌手・アイドルなど、井上が憧れる対象は数多い。実名と異なる複数の名義で、それらの対象にならったパフォーマンスを行い、スマートフォンなどを駆使して、人知れず動画を作成する。コンテンツは多岐にわたり、ときには奇抜な行為や言動で周囲を困惑させることもあるが、これまでに3,000本近い動画を公開してきた。
また、動画だけではなく「全国アナウンサー名鑑」と題した自作の冊子にも、井上の憧れが見られる。生年月日や出身地、出演番組まで細かく設定が書き込まれており、キャラクターとその業界に自身を投影しているかのようだ。作画はネット通販で購入したコピー用紙やペンなどの画材を用いて日常的に描かれる。

大槻修平(おおつき・しゅうへい)

1981年生まれ、京都府在住。
大槻の色鮮やかな作品には独自の制作手順がある。まず片面がシールになっているいろがみに下絵を描き、ハサミで切り抜く。切り抜いたものは箱に溜めてゆき、枚数が揃うと画面に貼り付けていく。貼り付けた順番にシールに小さくナンバリングしていく。次にオイルパステルを10色ほど選び、シールを貼り付けた画面に色を塗っていく。塗り進める途中、表面をニードルで削り取ることもある。複雑で繊細な手順だが、早いものでは5日ほどで作品は仕上がる。
こだわりの制作方法は絵を描き始めた小学生の頃から変わることなく、30年以上も帰宅後のルーティンとして続いている。増えていく作品は自宅の部屋に積み上げられており、その数は600点を超える。

下村将大(しもむら・まさひろ)

2000年生まれ、京都府在住。
所属:社会福祉法人みずなぎ学園みずなぎ鹿原学園
下村はみずなぎ学園に毎日通い、2時間半ほどで2枚の作品を仕上げる。油性ペンとクーピーを用いた強い色彩の作品は、ほとんどの工程に定規を駆使するため直線的な表現が多い。画面の片隅にはサインと西暦が描かれているが、実際の制作より一年先の数が記されている。下村の主たるモチーフは地平線に立つ人々が夕日によって照らされているシーンである。場所は、家が立ち並ぶ街並みや自然の風景、下村の住む舞鶴の海も登場することもある。逆光のシルエットは、私たちに自由な想像の余地を与えてくれる。下村の絵を見る時、私たちはいつのまにか夕日を見るときのように、そこに私たち自身を投影してしまっていることに気づくだろう。

知原諒汰(ちはら・りょうた)

1999年、京都府在住。
所属:天才アートKYOTO
知原は幼い頃から色と数字に魅了されていた。スーパーでは入浴剤や芳香剤のコーナーを熱心に眺め、誕生日には100色の色鉛筆をプレゼントにねだった。ラジオは音楽を聴くことよりチューニングを試すことが好きで、海外の放送や砂嵐を聴いていた。画面に散りばめられた通じは色鉛筆の番号やラジオの周波数、9の倍数、バスの路線番号など、知原が好きなものに由来していることが多い。ペンが持てるようになった2歳頃から色と数字を描き始め、現在も継続している。使用する画材によって作品の雰囲気は大きく変わり、画用紙の場合は水彩絵の具を使い抽象的な色彩構成が、印刷物の裏面を使うときは色鉛筆を使い数字や図形を繰り返したものが多い。

茶薗大暉(ちゃぞの・だいき)

1994年生まれ、大阪府在住。
所属:アトリエライプハウス
茶薗の代表作はファッション雑誌のランウェイモデルたちを描いたパステル画だが、単なる写真の再現ではない。生地のテクスチャーやランウェイの後ろに広がる世界は茶薗の想像力で補われている。5歳頃から絵を描き始め、中学生になると新聞の折り込みチラシをきっかけにファッションに関心を抱き、雑誌を購入するようになった。初めはバッグや小物を模写していたが、次第にモデルをメインに描くようになり現在の作風が確立した。アートフェアなどで作品の売り上げを得ると、お気に入りのブランドでプレタポルテ(高級既製品)を買い求める。絵に描くだけではなく実際に洋服を手にすることが制作のモチベーションになっているのかもしれない。

藤本正人+加藤卓治(ふじもと・まさと+かとう・たくじ)

1967年生まれ+1968年生まれ、愛知県在住
所属:社会福祉法人さふらん会さふらん生活園
藤本と加藤のあいだで、今日もカセットテープは廻っている。カセットをまわす、というと音楽を聴くのかと思われるかもしれないが、そうではない。藤本はケースに入ったカセットテープに、紐をつけた輪ゴムを通し、バランスがとれる位置に調整すると、線香花火をするように紐の端を持つ。回るカセットに映る景色をみつめたあとケースから外し、カセットを無言で加藤に差し出す。藤本はじっと眺めたあと、再び分解する。また加藤が職人のように動き出す。このやりとりが繰り返されること、40年近く。ひとのいい加藤も、さすがにウンザリする時もあるようだが、カセットを廻る不思議な営みが今日も続く。

山本春雄(やまもと・はるお)

1953年生まれ、京都府在住。
所属:社会福祉法人丹後大宮福祉会 あゆみが丘学園
山本は広告やファッション雑誌、動物図鑑などを、色鉛筆やペンを用いて忠実に描き写す。自室にこもり朝から夜まで一心に制作すると聞くその様子は、いつ描き始めてどの色を使い、どれくらいの期間で完成させたのか、作品画面から伺うことができる。制作にあてた日・時刻、使用した色などが同一画面上に記録してあるからだ。
雑誌や図鑑の他には楽譜や歌謡曲の歌詞カード、年賀状、ラジカセ、そして入れ歯など、長年にわたり常に身近に置かれたものが細密に写し描かれている。また絵画意外にも、自室に積まれた便箋には、時刻や天気、食事や入浴、列車の情報などの事象が、ほぼ1ページに一日分の構成で整然と幾何学模様のように記録されている。

料金

無料

関連企画

【終了しました】サテライト展示

福知山市図書館中央館2階 ティーンズコーナーにて、共生の芸術祭出品作家である大槻修平、下村将大の絵画作品を展示します。
会期:2023年11月22日(水)-12月3日(日) 図書館の開館時間に準ずる
会場:福知山市図書館中央館2階 ティーンズコーナー

【終了しました】ギャラリーツアー

2023年度「共生の芸術祭」企画担当者による作品解説を行います。
会  期:2023年11月23日(木・祝) 14:00-15:00
集合場所:市民交流プラザふくちやま 3階ギャラリースペース
参加費無料、事前申込不要

【終了しました】ナイトライブラリー「トークセッション 共生の芸術祭 “もしも だったり なにしろ だったり” の作品解説」

図書館展示されている大槻修平さん、下村将大さんの絵画作品とあわせ、市民交流スペース3階での展覧会について企画担当者がお話しいたします。
会  期:2023年11月23日(木・祝) 18:30-19:30
会  場:福知山市図書館 中央館 2階
受付時間:18:00〜
集合場所:福知山市図書館 中央館 1階 エントランス
参 加 費:無料
定員:20名程度(事前申込・先着順)
申込締切:11月19日(日)
お申込み、お問合わせ:
art space co-jin きょうと障害者文化芸術推進機構 事務局 担当:川上
TEL:050-1110-7655 Mail: info@co-jin.jp

トーク終了後、市民交流プラザふくちやま3階 市民交流スペース+ギャラリースペースにてギャラリーツアーを行います

参加ご希望の方は上記連絡先まで①ナイトライブラリー参加希望、②お名前、③ご連絡先をお知らせください。

【11/20 追記】
お席に若干の余裕がございますので、ご予約が間に合わなかった方でも、
当日受付時間内にお越しいただければご参加可能です!
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

主催

きょうと障害者文化芸術推進機構

協力

社会福祉法人 みずなぎ学園
社会福祉法人 さふらん会
NPO法人 障碍者芸術推進研究機構 天才アートKYOTO
社会福祉法人 みねやま福祉会
社会福祉法人 丹後大宮福祉会
アトリエライプハウス
福知山市立図書館
福知山公立大学
イシワタマリ
(順不同)

展示の記録

2023年度 共生の芸術祭「もしも だったり なにしろ だったり」展示紹介映像
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃
展示風景
撮影;入交佐妃