- 展示
ひぐちよしまさ ほりぐちよしてる 展
終了しました
会場:art space co-jin
樋口慶雅と堀口好輝の作品を紹介します。
樋口慶雅はラジカセや時計などの身近にある「物」やテレビ番組、新聞、広告などから得た「情報」の断片をもとに、ドローイングやコラージュで構成した作品を制作しています。日常的に小さな紙に書き留めている言葉と、素朴で簡潔な描写との奔放な組み合わせによって新たな物語が築かれます。
一方、堀口好輝はこれまでに様々な試みを経て、版画の作品に至りました。
バスやひとの顔をはじめ、特殊車両、楽器、生物などのイメージを、ニードルを使い白いボール紙に刻むことで作品は生み出されます。やがてそれらは刷りの工程を経て、新たな作品へと転生されます。
ふたりの氏名に「ぐちよし」が含まれていることや、制作過程における「原版」を「うつす」などの共通点が両者を結びつけました。互いの創造世界が作用する空間を、この機会にぜひ体験してください。
会場では数量限定ポストカードの販売も行います。
日程
2020年3月31日(火)–7月19日(日)
※月曜休廊
10:00-18:00
会場
art space co-jin
出展作家
樋口慶雅
堀口好輝
作品参考
プロフィール
樋口慶雅(ひぐち・よしまさ)
所属:社会福祉法人青谷学園 障害者支援施設DO
1979年生まれ。京田辺市在住。
ポケットに入るくらいの自作の紙袋の中には、日常的に描いている小作品が詰まっている。
それらいわば「原版」には、新聞の天気予報やテレビの情報欄、事件、風景、季節の風物、
日用品などが文字を主体に描かれており、所属施設でのアート活動「アトリエの時間」に紙
やキャンバスに描き写すことで、どこか暗喩を含んだ魅力的な作風が表出する。
2008年 京都とっておきの芸術祭 実行委員会長賞《ラジカセ》など出展多数。
堀口好輝(ほりぐち・よしてる)
所属:京都市ふしみ学園 アトリエやっほぅ‼
1978年生まれ。京都市在住。
鉛筆で原画を描いた厚紙を、ニードルを用いて線をなぞったり、表面を削ったりして原版
を作成する。
この「ペーパードライポイント」の技法で主に原版作成までの工程を行うが、近年では印
刷された版画作品のみならず原版そのものにも注目が集まる。チャーミングな原画と版画
の技法との相乗効果により、魅力的な作品が生まれている。ときにノールックで工具を操
る器用な手先は、細やかなビーズを使用した制作にも発揮されている。
主な展覧会
2020年 about me 4 〜“わたし”を知って〜
2017年 MATTua-LA 企画リレー展示vol.2 アトリエやっほぅ!! /堀口好輝 個展
2016年 Jiin Join in 智積院~アール・ブリュット/対話する芸術~
2014年 天才アートミュージアム展 2014 など出展多数。
料金
無料
主催
art space co-jin
きょうと障害者文化芸術推進機構
協力
社会福祉法人青谷学園 障害者支援施設DO
京都市ふしみ学園 アトリエやっほぅ‼︎